2012年12月16日日曜日

原口炭鉱大門抗


11/25、飯塚でなんかイベントやってたので見てきました。





小規模な炭鉱としては保存状態はかなりいい。
というか発掘されたものだから当たり前だけど。
規模・保存状態共に多久の炭鉱の方がいいからこっちでもこのくらいのイベントやりゃいいのに。
このイベントを気にしすぎて友人の誕生日を失念して祝い忘れたのはここだけの秘密ということで。



まずは主坑道跡。
埋まってたのを掘り出したらしい。
おそらく中の方ではコンクリートかなんかで閉塞されてるんじゃないかなあ

坑口など「地上部」は破壊されて現存しない模様。

遺構ひとつひとつにこんな感じの説明があってわかりやすい

説明にある、壁面の送電用碍子。

こちらは副坑道。
換気抗として使われたようです。
竪坑脇のコンクリート基礎は換気機器が置いてあった部分かな?

副坑道の途中から垂直に伸びる竪坑。

説明。

巻上機の台座。
この上に石炭を積んだトロッコを坑道から引っ張り出すための巻上機があったっぽい。
巻上機の動力はなんだろ。戦後の炭鉱ってことはやっぱ電力かな。

巻上機台座を別角度から。
いろんな廃墟系ブログの去年の写真見る限りは
もっとツタとか絡んでで廃墟廃墟してたんだけど、
綺麗にされたっぽい。


巻上機台座について。

巻上機台座の脇にあった何かの基礎。
おそらくここにも巻上機があって、もう一つ別の坑口につながっていたのだろうけど、
詳細は不明。

ぶっとい鎖らしき痕跡。

巻上機から本坑道へとつながる斜路

の説明。

去年の情報ではこの場所には貯水槽があったっぽいけど
痕跡だけ残して消滅。

貯水槽跡?の底にあった皿。
緑の絵付けの磁器は大正時代のかも、
って以前詳しい方に教わった覚えがあるのだけど、
これもそうなのかな。

ボタ山。
この角度からだと小さく見えるけど、
実際は谷を埋めてさらにこの高さまで、
ということでそこそこ大きいらしい。


ボタ山について。

左から
選炭機・水洗機・貯炭場・積込場
らしい。
基礎しかない(´・ω・`)
「積込場」ってのは要はホッパーなんだろうけど、
規模が小さいなあ。

説明。
上の写真とは逆方向からの撮影なので位置についての説明は食い違ってます。


前述のとは別の水洗場跡?&沈殿層跡?


それぞれの説明。
これによれば坑口傍の水洗機より古いと考察されてるけど、
沈殿層がある、ボタを利用して作られてる、ってことはもっと新しい時代、
手選鉱より後の時代の、浮遊選鉱機があった可能性が。
まあこっちは専門外なんであんまよくわかんないんですけどね。



事務所跡、
という説明もありましたが

遺構は欠片ほども残らずこのイベント駐車場として使われてました。

他、炭鉱で使われた道具の展示?だったり


なんかケモノがいたりと遺跡以外の面でも楽しめました。

三菱古賀山炭鉱関連の遺構でもこういうのやればいいのに。
もったいないよなーとそればかり考えてました。

イベント会場をうろうろしてると
こんな感じの石炭の塊が結構転がってて、
そういう面でもロマンを感じた。

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