2019年3月28日木曜日

山犬原炭鉱・多久原炭鉱関連と思われる遺構など


多久市のボタ山火災くすぶり2年 鎮火めどなく異臭、煙に住民不安
このボタ山火災の記事を見て、燃えているボタ山を見てみたく
さらに周辺になにか残ってないかうろうろしに行きました。





現地に行ったところ、
かなり離れたところからでも異臭を感じ、
件のボタ山に接近したところ煙があがってました。

写真ではいまひとつわかりにくいですが、
ボタ山表面に亀裂が走り、
その亀裂から煙が上がっていて、
ボタ山の内部が燃えているということがよくわかります。
火山地帯のような光景でした。

この炭鉱が何者なのか、
少し資料をあたったのですが
情報が錯綜しており
実態がよくつかめませんでした。

平成初期に山犬原炭鉱の正院谷ボタ山に崩壊防止の工事が行われた記録があり、
位置がかみ合うため、これがそのボタ山と考えられます。

割れ目から噴き出した煙由来と思われる
白い物質が割れ目周囲の草に沈着しています。


ボタ山を見学した後、
周辺に関連遺構でも残っていないかと散策していたら、
発見。

巻き上げ機台座でしょうか。
例のボタ山の近くではあるのですが、
戦後の炭鉱の分布地図を参照すると
隣接する多久原炭鉱関連の遺構の可能性のほうが高い気がします。
いずれも中小炭鉱であり、
しっかりした記録が見つけにくいというか
記録が残っているのかどうかすら不明といった感じです。




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