唐津市の鏡山の麓、鏡神社近くにある横穴式石室を持つ前方後円墳。
ベンガラが塗られた石室と石棺がきれいに残っています。
墳丘。
遠目なら前方後円墳っぽい輪郭はなくはないのですが、
低めの墳丘に草が生い茂り、なんだかよくわかりません。
開口部。封鎖されているように見えますが、
施錠はされておらず普通に開けて入れました。
玄室より玄門を。
奥壁側にはベンガラが塗られた舟型石棺。
蓋は欠失とされていますが、
古墳築造時点でなかったのではって気がします。
このサイズの石棺蓋を石室を壊すことなく運び出せるとも考えにくいですし、
現地の説明板でも古墳自体の年代と石棺の年代がずれると書かれてます。
蓋の作成に失敗したとかの事情で使われることなく放置されてた石棺下部を、
このあたりの横穴式石室で割とよく見る「死床」として流用したのでは、と想像。
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