2018年3月26日月曜日

菊池川流域装飾古墳一斉公開 大坊古墳・永安寺東古墳


装飾古墳の一斉公開に出かけてきました。
今回の一斉公開の対象のうち、普段は公開されていない
大坊古墳と永安寺東古墳について。
石貫ナギノ横穴群・石貫穴観音横穴、鍋田横穴については別エントリーで。
鍋田横穴については以前見学した際のエントリーもありますので一応。

案内してくれた人、撮影はOKっておっしゃってたけど、ブログとかにUPするのについては確認してなかったな…
まあ、撮っていいならOKだよねきっと。
去年までは撮るのもダメみたいだったらしいけど。



大坊古墳

古墳全体の写真を取り忘れていたのですが、
そもそも見学ルート上では全体像が把握できず遺跡保護のコンクリート擁壁しか見えなかったので
ないならないでいいか。
測量図によるとかろうじて前方後円墳らしき輪郭が見えないことはないかもしれない、
程度の残存具合。

そして石室。
羨道入り口に覆屋があり、そこからガラス越しでの見学。
ガラスは結露していてかなり見にくかったのですが、
なんとかかんとか玄室の石屋形奥壁にある連続三角文を撮ることができました。

期待してたより全然状態が良くて感動。















永安寺東古墳

例年であれば隣接する永安寺西古墳とともに公開されていたそうなのですが、
永安寺西古墳は熊本地震で損傷し、今年から修復工事が始まるとのことで、
今回は公開されていませんでした。
再び公開できるようになるにはもうしばらくかかるそうで、経過を見守りたいと思います。

これが永安寺西古墳。
墳丘に見えるものは遺跡保護のための覆屋で、
この中に隙間をあけて墳丘が保存されているそうです。












永安寺東古墳は、墳丘は原型をとどめていなかったようで、
保存の際に盛土を行った旨説明を受けました。
そして写真は撮り忘れました。

永安寺東古墳の前室向かって左の側壁。
円文がサイコロの6の目のように並んでいるのがおわかりいただけますでしょうか。
写真のクオリティが低すぎて微妙ですね。
ここも前室入口付近のガラス越しの見学でして、
例によって結露があってなかなか綺麗には…。
向かって右の側壁。
側壁の円文、その上にある舟?様文、
そして玄室袖石にある鋸歯文の一部がなんとか写りました。









永安寺古墳という名前はかつてこの地にあったと伝えられているお寺の名前に由来しているそうなのですが、
そのお寺にあったであろう五輪塔や墓石が周辺に遺存していました。
古墳の案内をしてくださった職員の方がお墓マニアな方だそうで、
それについて詳しくお話してくださいまして、
同行者がまたお墓マニアだったもんで本来の目的地を前に立ち止まって
一緒に聞き入ってしまいました。

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