2014年2月14日金曜日

鍋田横穴


熊本県山鹿市の国道443号沿いに開口していたのを偶然見つけたので見えた分だけ
もっとたくさん残ってはいるらしいのでまた見に行きたい




阿蘇溶結凝灰岩の崖を掘り抜いて造られた
横穴式の石室古墳。

山鹿市の文化財情報のページだと
「凝結熔解岩」なる謎の岩石名が書いてあるけど
間違いだと思う。

石室内部が段差で区切って死床が造ってある。
石室ひとつにつき1~2名が葬られてた感じ?


開口部の段になってる部分には閉塞石が嵌めこまれてたのだろう。
凝灰岩は基本的にはそんな硬いものではないのだけど、
この辺りのは熱で再溶融してがっちり固まったもの。
他の凝灰岩より硬い。
これを鉄器を使って手作業で掘り抜いたのか…。
そのおかげで良好な保存状態に保たれたんだろうけども。
ほとんど埋まってるやつ
掘ったらなんか出るかな?

玄門(?)部分にあったレリーフ
「靫(ゆき、ゆぎ)」という、矢筒のようなものを模していると考えられている

他にも人物とか刀子、槍など武人的な要素の強い装飾が施されているらしいです
今度ゆっくり探してみよう


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