2012年6月9日土曜日

大峰古墳

長崎県諫早市小長井町の大峰古墳。




地図を頼りに付近まで行ったのだが、
案内板しかみつからない。
石室が残ってるはずなんだけど。。。
…墳丘、かなあ…?
この向こうに開口していそう。
ということで無理やりよじ登ってみた。
あったー!
…けどこれどう見ても個人宅のお庭です不法侵入です本当にry
このまま引き返すのもあれなのでさくっと見学。

案内板によれば羨道の消失した複室構造の石室、とのことだが、
羨道の痕跡は残っており複室構造であることははっきりわかる。
複室構造の石室を持つ古墳の羨道部が消失した場合、
前室が羨道に見えて単室構造と見分けつかんことがままあるので、そういうのに比べれば状態は良好。
この写真はたぶん前室から玄門を撮ったもの。

墳丘は円墳にしか見えないが元は前方後円墳だった可能性もあるとか。
奥壁や玄門部に棚状に石が配置してある。

玄室から前室、羨道を。
玄門の上に空間があるのがわかる。
このタイプは西九州では結構よく見る形な気がする。
ここからそう遠くない長戸鬼塚古墳も規模はかなり違うがこんな構造だった。
ここには線刻壁画ないんかなあ。
奥への棚をもう1枚。
高さ3メートル弱と決して小さな石室ではないのだけど、
このあたりは田古里古墳、道越古墳、長戸鬼塚古墳といった天井高5メートルクラスがごろごろしてるので、
いささか小ぶりに感じた。
長崎方面の古墳巡ってると大きさの感覚がおかしくなる。

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