2017年11月27日月曜日

新原・奴山古墳群


世界遺産になる少し前に見学したときの写真をば。



どれが何号墳かなんて全然記録してないし
もちろん覚えてもいない。
とりあえずひと目で分かる前方後円墳。

写真は撮り忘れてましたが、
墳丘封土に須恵器質陶片が埋もれていました。
副葬品や祭祀用のものではなくて、
建造時に採取した土に混じっていたものだと思われます。

こちらも前方後円墳。
前方後円墳の墳丘上から。
右奥の森も古墳だったはず。
円墳が並んでいましたが、
主体部は横穴式石室があったであろう痕跡だけでした。
墳丘上には珪化木が結構転がってまして、
この古墳群は珪化木を葺石として使っていたのでは疑惑。

ちょうど世界遺産になるかならないかって頃で、
観光用整備工事が行われていて、
関連してもたらされた客土によるものである可能性も
なくはないけども。

木にしか見えないのに石、
という珪化木からは永遠性のようなものを感じられ、
それゆえ古墳を飾る素材として使われたのかもしれません。
としたらどこで採取したんだろ。
炭田地域からそう遠くないから
珪化木自体は豊富にあるけど、
だいたい地下深くなんだよな。
どっかに露頭があるのかしら。


古墳群の片隅に古いレンガ製の炉のようなものがありました。
ゴミ焼き場にしては使いにくそうだし、
正面?に白い化粧タイルが貼られてたりして、
何に使ったものなんでしょうかね。
火葬炉のように見えなくもないのですが、
火葬炉だったら、古代のお墓のそばに近現代の火葬炉、
ずっと人の死を見守り続けてきた場所ってことだよなあ
と感慨にふけっておりました。

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