2015年5月1日金曜日

志免炭鉱立坑櫓と斜坑口


有名すぎて今更感はありますが。




第8(第6という説も)斜坑口の巻き上げ機があったと思われるあたりから立坑櫓と社坑口を。

巨大な立坑櫓は宇美町あたりからも見えて、
かつての炭鉱の町のランドマークを見せつけてくれます。
「ワインディングタワー式立坑櫓」という説明をよく見かけますが、
原義的には「ワインディングタワー」ってのは立坑櫓そのものに近い感じなので、頭痛が痛いみたいな感じになってます。
まあ日本では巻き上げ機が櫓の上にあるものを「ワインディングタワー式」と呼んでいたようですが。

古賀山炭鉱の立坑櫓を「ワインディングタワー式」と呼ぶ資料もあったりしてその辺のところは人によっていろいろなのかもしれませんけど。
多くの立坑では巻き上げ機は地上付近にあって、
滑車で櫓に接続して巻き上げを行っていたらしいのですが、
敢えてこの形にして巻き上げ機を櫓の最上部に設置したのはどういう理由からなんでしょうね。
この周辺には斜坑口がたくさんあった、という話は聞いたことがあるので、
立坑ができた頃には巻き上げ機を設置するスペースが無かったとかでしょうか。

第八坑連卸坑口、とのこと。
において、昭和45年頃の写真にこれがしっかり写っています。

こちらは第五斜坑口らしい。
第五坑口の側にある何かの基礎跡は、
当時の坑口の配置図などから察するに
第八坑口本卸の巻上機から繋がる滑車を固定していた櫓の台座跡と思われます。

これも先述のリンク先の写真にバッチリ写ってます。
第五?坑口自体は第八坑が使われるより前に使われなくなって埋められていたようですね。
余談。
桂川町で巻上げ台座のようなものを見つけたのですがこれは何なんでしょうか。
場所が場所なので炭鉱関係だとは思うのですが
あのへんは知識がないのでよくわからない。。。

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