2014年3月と2015年7月、2度に分けて訪問した豊後森機関庫。
前回訪問の際のエントリーを結局書き忘れていたのでこの機会にまとめて。
写真は時系列バラバラの掲載ですが、まあどちらがどちらかは見ればわかるはず。
もともとは放置されていた廃墟で、
廃墟マニアと鉄道マニアにしか注目されていなかったのですが、
21世紀に入ってから「遺産」としての価値が注目され始め、
たくさんの署名があつまったりしてついには所在する玖珠町が土地ごと買い取ったという
単独でも伝説にできるような廃墟でした。
遺産として保護されているものを廃墟呼ばわりするのは違う気がするので過去形。
この扇形の建造物が機関車庫。
2014年3月。
2015年7月。
ほぼ同じ場所から。
真ん中の機関者については後述。
天井にはたぶん蒸気機関車の煙を外に逃すための設備。
「扇型」の中心くらいのところに錆びついた転車台。
転車台の操縦室的な施設。
志免町の中の坪公園にあった蒸気機関車、「29612」が綺麗に塗り直されてここに移設されています。
2014年に解体が決まりましたが、有志の方々の熱心な働きかけにより、
豊後森機関庫での保存が決定したとのこと。
消える寸前だった遺産が有志の働きかけにより保存された、
そういう事例が2件セットになっている稀有な場所。
余談ですが同型の29611は佐賀県の大町駅近くに保存されています。
塗り直されてピカピカの29612よりもこっちのほうが背景の廃な機関庫とマッチしそう。
大町のこちらには除煙板がありませんね。
余談の余談ですが貝塚公園の蒸気機関車も
これらと同じ9600型とのこと。
貝塚公園のは写真なし。
豊後森機関庫の機関車の写真、
今にして思えばもっと撮っておきたかったんですが、
カエルを追いかけるのに夢中で…
転車台の基部には水がたまっていたのですが、
カエルやイモリや
ミズカマキリ、マツモムシなどの水棲昆虫の楽園になってました。
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